この二人は非常に似た者同士であり、違いはE(外向的)かI(内向的)かのみです。利用している性格の機能は全て同じですが、得意なものと、不得意なものは異なります。
これはまるで鏡に映ったもう一人の自分のように感じるはずです。しかしこの鏡はゆがんでいるように見え、相手を正してあげようとしたくなります。
初対面では色々な話題で盛り上がるでしょう。お互いの興味や考え方が非常に似ていることにすぐ気がつくはずです。共通の話題について、わずかに違う立場からの意見を出し合うことができるので、会話が退屈しません。
なぜなら相手は自分が見えている世界の裏面を見ています。2人揃えば異なる2つの面から世界を観察することができるのです。
ただこの関係は似た者同士が故に、一緒になにかに取り組む時に小さな認識の違いが多く生まれ、ストレスが溜まりやすいことを理解しておきましょう。
同じ問題への理解をお互いが半分づつしか出来ない状態のため、片方が確実だと思っているものが、もう片方にとってはまだ不完全に見えて、意見の押し付け合いが発生します。
その際に、この2人にはお互いの自立が重要です。お互いに自立しているとそれぞれの違いを受け入れやすいためです。自分のことはなるべく自分で行い、依存しないように心がけましょう。夫婦であれば共働きしている方がよいと言われています。
ただお互いにそれを理解しておけば長期的に良い関係を築くことが出来るパートナーになれる可能性が十分にあることは間違いありません。
ISTJは起伏が少なく長期的に安定した日々を好むタイプです。目新しいものに触れる機会が多く刺激的すぎる日々は居心地が悪いと感じます。
伝統や過去の経験をもとに堅実に意思決定をしたいタイプなので、ISTJの「安定したい」というスタンスに寄り添う気持ちが大切です。
また、ISTJは時間管理や計画力に優れたしっかり者のため、計画を頻繁に変更したり、お金の使い方がだらしなかったりすると不信感を抱いてしまうかもしれません。責任をしっかり果たすことや約束を破らないことが安定的で良好な関係を築くためのポイントになるでしょう。
謙虚で規則正しく、知性がある印象です。非常に内向的ですが、社交的な人だと思われるように努力しており、大抵の人にとって心地よい印象をもたらします。
自信があり、即断即決で行動力がある印象です。基本的に明るいですが、発言はストレートです。基本的に他人と親交を深めることにオープンなので、接しやすい印象を持つでしょう。
落ち着いていて、控えめな態度を示します。過去の経験に基づいて話したり、詳細に注目する傾向があります。実用的で論理的なコミュニケーションを好みます。
より現実的に物事を考えようとします。具体的な計画や方法について話すことを好みます。
ISTJとESTJは友人関係においても相性が良く、価値観が似ているためすんなりと分かり合えます。この2タイプはE(外向)とI(内向)以外の3つの機能が共通しているため、鏡合わせのように、似ていますがあべこべな部分があり、不思議で面白いです。
この2タイプは似たもの同士ですが、物事に接したときの具体的な姿勢や態度は異なるため、意見の押し付け合いになることもあります。しかし、自分に見えない部分が相手には見えているので、深い議論も退屈しません。
この2タイプは非常によく似ていますが新鮮な物の見方への驚きや発見があるため、楽しく面白い時間を過ごせる長期的な友人関係を築けるでしょう。
ISTJは秩序と誠実さを何よりも重んじます。内向的で一人でいることを好みますが、自分で決めたことをやり通す真面目な性格で周りからの好感は高く、信頼も厚いです。
しかし、環境の変化に弱く現状維持を好むため、友達になる難易度は高いでしょう。ISTJはどんなことがあっても自分の責任や義務を果たす傾向にありますが、周囲の人が同様の傾向を持たない場合は困惑し、一方的に相手を不誠実と断定することがあります。理屈っぽいうえに共感性も高くないため、他者の意見を受け入れたり融通をきかせたりするのは苦手です。
ただし、ISTJはストレスフルな状況においても落ち着いた論理的思考力を失わないため、頼り甲斐がある人として尊敬されるでしょう。安定と安心を求めるISTJとは、穏やかで本音で語り合う友人関係を築けます。
ESTJは自分の周囲の環境を把握することに長けていて、現実的で計画的なため周りから信頼されます。外向的で周囲との関わりを大切にするため、初対面の人との交流も得意です。
しかし、意志が強く自分に厳しい性格で、他者に対しても高い基準を求めます。伝統やルールを守らない人には批判的になり、融通が効かず頑固な面が強調されることもあります。白黒つけられない曖昧なことは苦手で、相手に正論を突きつけて反論を封じることもあり、共感性は高くありません。
ただし、明確なビジョンがあるため頼り甲斐があり、自ら手本を示すESTJは、コミュニティの中で人々をまとめる有能なリーダーになります。秩序も大切にするため、誠実さや責任感の強さも相まって信頼できる友人になるでしょう。
ISTJの親は、子どもに責任感を持って接するため、子どもから尊敬されるでしょう。子どもに家や社会でのルールを守るように教育し、安定した安全な生活環境を提供するように努めながら、子どもの人格や能力を育てます。
具体的には、「宿題をちゃんとやりなさい」「勉強はしたのか」という声かけをします。また、ISTJは伝統を重んじるため、家事などのスキルも根気強く教えるでしょう。
ISTJは子どもがいつか社会の貴重な一員になれるように献身的に接します。
ESTJの子どもは公正で責任感が強く、考え方はISTJの親に似ています。ISTJの親を目標にして成長しようと努力するでしょう。
ESTJの親は非常に厳格です。自分の子どもには正直で独立した、責任感が強く礼儀正しい人間になってほしいと期待します。子どもが親に反抗的な態度をとることを許さないため、子どもが反抗期を迎えると親子関係がうまくいかなくなるかもしれません。
具体的には、自分の部屋を掃除する・決まった時間に寝るなどの家庭内のルールを守らせます。教育にも熱心で、習い事に積極的に通わせて責任感や連帯の大切さを教えるでしょう。
ESTJの親は、子どもにも自分の「模範的な社会人」像を守ってほしいと望みます。
ISTJの子どもは現実的で合理的であり、責任感も強いため、ESTJの親が求める基準より高いレベルの行動をしようと努力するでしょう。
ISTJの兄/姉は身近な人間関係を大切にする傾向が強く、弟妹に対して強い愛情をもっています。しかし感情表現は苦手で、面と向かってかわいがることは少ないでしょう。
ESTJの弟/妹は合理的な考えを重視するため他者の感情に疎く、ISTJの兄/姉が自分に愛情を持っていることに気づかないかもしれません。
ESTJの弟/妹は社交的で陽気であり、さまざまな人と関わることを好みます。しかし、他者の感情に配慮するのは得意でなく、失言することもあります。
ISTJの兄/姉は控えめで身近な人間関係を大切にするため、社交的でさまざまな人と関わるESTJの弟/妹のアクティブさを目新しく思うでしょう。
ESTJの兄/姉は活動的でリーダーシップがあり、優れた判断力で弟妹に的確なアドバイスをします。家庭内での役割を大切にするタイプで、弟妹にも思いやりをもって接しますが、感情表現や共感は苦手です。
ISTJの弟/妹は合理的で現実的な思考パターンのため、同様の考え方のESTJの兄/姉を信頼し、アドバイスも積極的に参考にするでしょう。
ISTJの弟/妹は目上の人を敬う姿勢が身についています。兄姉や家族などには、親しみと同時に尊敬の念を抱くこともあるでしょう。ESTJの兄/姉は上下関係に厳しく、家庭内での役割を大切にするため、ISTJの弟/妹の礼儀正しさを好ましく思います。弟妹から尊敬されると嬉しく思うでしょう。