この二人はP(知覚)とJ(判断)以外の全てが同じのため、一見、性格はかなり類似しているように見えます。そのため初対面から一気に仲良くなることも多いです。
共通の会話のトピックや興味を見つけるのに苦労しませんが、両者の使っている性格の機能にはほとんど共通点がありません。そのため、考え方や何かに対するアプローチが理解できず、相手を過小評価しがちになります。
この関係の面白い点は、議論の中でアイディアが発展する傾向があり、リスクのある人生の大きな決断をしたり、非常に困難な問題を解決する可能性があるということです。
ただ意思の疎通も難しく、パートナーが単純なことを複雑にし、重要な点を軽視し、意図的に混乱させ、誤解させようとしていると考えてしまうこともあります。
この関係では16タイプに関する知識なしにお互いを完全に理解することは非常に困難のため、ユーモアを大切にし、楽観的に相手と接することが重要です。
特別相性が悪いわけではありませんので、このことを理解して、お互いに対する理解を深めることができれば基本的には良好なパートナーシップを築けるはずです。
ISTJは起伏が少なく長期的に安定した日々を好むタイプです。目新しいものに触れる機会が多く刺激的すぎる日々は居心地が悪いと感じます。
伝統や過去の経験をもとに堅実に意思決定をしたいタイプなので、ISTJの「安定したい」というスタンスに寄り添う気持ちが大切です。
また、ISTJは時間管理や計画力に優れたしっかり者のため、計画を頻繁に変更したり、お金の使い方がだらしなかったりすると不信感を抱いてしまうかもしれません。責任をしっかり果たすことや約束を破らないことが安定的で良好な関係を築くためのポイントになるでしょう。
謙虚で規則正しく、知性がある印象です。非常に内向的ですが、社交的な人だと思われるように努力しており、大抵の人にとって心地よい印象をもたらします。
マイペースで自分の基準を持っている印象です。知的で考え方が面白いですが、少しよそよそしく、冷静な印象です。他人と距離をとりがちですが、社交的に振る舞うことは苦手ではありません。
落ち着いていて、控えめな態度を示します。過去の経験に基づいて話したり、詳細に注目する傾向があります。実用的で論理的なコミュニケーションを好みます。
話の情報をまとめて、おかれた状況を明確にする質問をします。物事の原理や、実体験の話をすることを好みます。
ISTJとISTPはP(知覚)とJ(判断)以外の3つの要素が共通しており、興味関心が似ているため話題を見つけやすく、初対面から一気に仲良くなることもあります。この2タイプは、基本的には互いに好意的で助け合いもでき、深刻な対立が起きることはほとんどありません。
しかし、両者の使っている性格の機能には共通点がないため、考え方や物事へのアプローチを理解するのは難しく、相手を過小評価しがちです。お互いにユーモアのセンスをもって楽観的に接することが2人の関係を強くするため、旅行をしたり、新しいものに興味を持ったりと積極的に冒険すると、良好な関係を続けられます。
ISTJは秩序と誠実さを何よりも重んじます。内向的で一人でいることを好みますが、自分で決めたことをやり通す真面目な性格で周りからの好感は高く、信頼も厚いです。
しかし、環境の変化に弱く現状維持を好むため、友達になる難易度は高いでしょう。ISTJはどんなことがあっても自分の責任や義務を果たす傾向にありますが、周囲の人が同様の傾向を持たない場合は困惑し、一方的に相手を不誠実と断定することがあります。理屈っぽいうえに共感性も高くないため、他者の意見を受け入れたり融通をきかせたりするのは苦手です。
ただし、ISTJはストレスフルな状況においても落ち着いた論理的思考力を失わないため、頼り甲斐がある人として尊敬されるでしょう。安定と安心を求めるISTJとは、穏やかで本音で語り合う友人関係を築けます。
ISTPは好奇心旺盛でフットワークが軽いため、興味を持ったコミュニティに積極的に参加します。人と関わる機会も多く、知り合いにも恵まれるでしょう。
しかし相手の感情には関心が薄いため共感力は低く、自分の気持ちを相手に伝えることも苦手なため、周りの人からは「冷淡」「無感情」と思われる場合があります。また、自分の中に確固たる信念を持っているため、頑固で他人から干渉されるのは嫌いです。一見すると落ち着いて見えますが、衝動的に興味の矛先を変えることもあり、周りの人が予測できないような言動をします。
ただし、ISTPは物事を客観的に分析することに長けているため、何があっても冷静に対応できる、頼れる一面もあります。自分の価値観を理解してくれる人とさまざまな体験をしたり、手助けしたりするのが好きなため、少数の気が合う友達と深い関係を築けるでしょう。
ISTJの親は、子どもに責任感を持って接するため、子どもから尊敬されるでしょう。子どもに家や社会でのルールを守るように教育し、安定した安全な生活環境を提供するように努めながら、子どもの人格や能力を育てます。
具体的には、「宿題をちゃんとやりなさい」「勉強はしたのか」という声かけをします。また、ISTJは伝統を重んじるため、家事などのスキルも根気強く教えるでしょう。
ISTJは子どもがいつか社会の貴重な一員になれるように献身的に接します。
ISTPの子どもは論理的で現実的な考え方をします。同じように現実主義者で合理的な思考パターンのISTJの親に親近感をもつでしょう。
ISTPの親は、子どもがやりたいと言ったことに対して、自由に実践する機会を与えます。自分の興味があることを子どもに伝えるのではなく、子どもの主体性を伸ばすための環境整備に力を入れるでしょう。
具体的には、習い事は子どもがやりたいところだけに通わせ、必要な道具を揃えたり試合で応援したりと全力でサポートします。また、子どもの意見を尊重するため、放任主義のことが多いです。
ISTPは子どもが誰かに評価されたり、何かを求められたりしない、居心地の良い環境を作れます。子どもと一対一の時間を過ごして、一緒に新しいことを経験するのが得意です。
ISTJの子どもは明確な人生の目標を持っています。目標を達成するための環境を、親としての全力を尽くして整えてくれるISTPの親には頭が上がらないでしょう。
ISTJの兄/姉は身近な人間関係を大切にする傾向が強く、弟妹に対して強い愛情をもっています。しかし感情表現は苦手で、面と向かってかわいがることは少ないでしょう。
ISTPの弟/妹は常に冷静で他者の感情を重視しないため、ISTJの兄/姉の秘められた愛情に気づくのは難しいかもしれません。
ISTPの弟/妹は好奇心が強く、趣味も多いです。たくさんの人と関わることは苦手ですが、親しい友人や家族には気を許します。
ISTJの兄/姉は身近な人間関係を大切にするため、家族に気を許すISTPの弟/妹に対して大きな愛情を感じるでしょう。
ISTPの兄/姉は言葉で感情表現することは少ないですが、弟妹を大切に思う気持ちを行動で示します。体を張って危険から守ってくれることもあるかもしれません。
ISTJの弟/妹は他者の感情に疎いため、ISTPの兄/姉が行動で自分の気持ちを表現していることに気づかないかもしてません。
ISTJの弟/妹は目上の人を敬う姿勢が身についています。兄姉や家族などには、親しみと同時に尊敬の念を抱くこともあるでしょう。ISTPの兄/姉は権威やルールを盲信することはないため、伝統的な価値観に基づいた上下関係を大切にするISTJの弟/妹の考え方をあまりよく思わないでしょう。