この二人は気になって指摘してしまう監督側と、指摘されないように振る舞おうとしてしまう選手側に分かれやすい関係です。
この二人の場合、ESTJは監督側、ISFJは選手側になります。
選手は監督に対して、なんだかすごい人という印象を持ちます。そのため、監督に認められたり、褒められるととても嬉しいのです。
監督はそんな選手の態度を見て、必要とされていると感じて気分が良くなり、親切心から助けやアドバイスを送ろうとします。しかし、そのアドバイスは監督にとっての得意な機能であり、選手にとっては苦手な機能のため、基本的には上手くいきません。
ただ監督は選手の短所や苦手な部分がとても簡単に理解できるため、この行為を繰り返してしまい、この関係は徐々に管理的な関係性になります。
選手側は自分が監視されているように感じ、一緒にいると緊張感や支配感すら感じるようになるかもしれません。監督も選手が傷ついてしまうのを恐れ、言いたいことを我慢しようとするでしょう。
この関係がうまくいくためには、監督者側の理解が必要です。
監督は自制心を持ち続け、自分から見える選手の弱点に注目せず、また指摘することを控え、自分にはないパートナーの強みに注目しましょう。
相性は決して悪いわけではないので、お互いにこの関係を理解して対策をすれば良い関係を築くことが可能です。
ISFJは、短期的に盛り上がる恋よりも、長期に渡って支え合い深い絆を築きたいタイプです。そのため、出会ってから付き合うまでの期間は長くなる傾向があります。また自らが相手に尽くすことはもちろん、相手からも献身的に接してもらいたいと考えています。
お願い事には真剣に取り組み、どんな時も気遣いを忘れないことが固い信頼関係を築くためのポイントになるでしょう。
またISFJは、恥ずかしがり屋で大人しいタイプ。言葉にして伝えることに控えめな分、行動で愛情表現することが多いため、入念に準備されたデートプランや気持ちのこもったプレゼントをもらう機会も多いはずです。感謝と共に愛に溢れたお返しをすることが良好な関係を築くための秘訣になります。
優しくて謙虚で友好的な印象ですが、自分を守るために初対面では人見知りになることがあります。大人しいタイプで強く主張することは少ないですが、動かしがたい印象を与えます。
自信があり、即断即決で行動力がある印象です。基本的に明るいですが、発言はストレートです。基本的に他人と親交を深めることにオープンなので、接しやすい印象を持つでしょう。
過去の思い出や経験を共有し、相手の感情や気持ちに共感します。また深い議論や思考の共有も好みます。情報は一つづつゆっくりと提示し、入念で慎重であることが多いです。
より現実的に物事を考えようとします。具体的な計画や方法について話すことを好みます。
ISFJとESTJは、良い友人になる可能性を秘めている関係です。この関係ではISFJは選手のような立場、ESTJは監督のような立場になります。ISFJにとってESTJは重要人物であるため、ESTJの言動に価値を見出します。選手は監督から評価されるために、自分からどんどん意見を出して行動するでしょう。
選手は監督から常に監視されていると感じて、一緒にいると緊張感や恐怖感に襲われることもあります。一方で、監督から過小評価されることに怒りを感じますが、反発しても監視が強まり自由がなくなるばかりです。お互いに感情的になるのを抑え、穏やかなコミュニケーションができると安定した友人関係を築けます。
ISFJは心優しく穏やかで、平和主義なタイプです。内向的ですが人と関わるのが好きで、友達との結びつきを強くするための努力は惜しみません。他者を助けることに大きな喜びを感じ、困っているときにはいつでも手を差し伸べてくれるでしょう。
しかし、完璧主義で細かいことにこだわり、責任感も強いため自分のことを後回しにしがちです。また、内向的で調和を乱すことを嫌うあまりグループの中で発言することは少なく、感情を溜め込み過ぎて自己嫌悪に陥ったり、他者に心を開くまでに時間がかかったりすることもあります。
ただし、ISFJは繊細で思いやり深く、分析能力も高いです。周囲の友達は、「ISFJは自分のことを大切に受け入れてくれるし、理解してくれる」と感じるため、生涯を通じて長く付き合う友情を育めるでしょう。
ESTJは自分の周囲の環境を把握することに長けていて、現実的で計画的なため周りから信頼されます。外向的で周囲との関わりを大切にするため、初対面の人との交流も得意です。
しかし、意志が強く自分に厳しい性格で、他者に対しても高い基準を求めます。伝統やルールを守らない人には批判的になり、融通が効かず頑固な面が強調されることもあります。白黒つけられない曖昧なことは苦手で、相手に正論を突きつけて反論を封じることもあり、共感性は高くありません。
ただし、明確なビジョンがあるため頼り甲斐があり、自ら手本を示すESTJは、コミュニティの中で人々をまとめる有能なリーダーになります。秩序も大切にするため、誠実さや責任感の強さも相まって信頼できる友人になるでしょう。
ISFJの親は、温かさと思いやりがあるため子育てには特に向いています。一方で、自分の知恵や価値観を伝え、子どもを健康で自信に満ちた成功者に育てることに強い責任を感じているため、子どもを無意識にコントロールしてしまうこともあります。
具体的には子どもを抱きしめたり、根気強く子どもの話を聞いたりして物理的にも精神的にも子どもに寄り添おうとします。心配性な面もあり、子どもが遊びに行く時は帰りの時間を必ず約束させるので子どもにはうっとうしいと思われるかもしれません。
ISFJの親は子どもが安心して成長できるようにサポートしますが、自分自身が子離れする必要もあります。
ESTJの子どもは合理的で公正です。価値観が似ていて責任感が強いISFJの親を尊敬し、親に心配をかけることなく自分の責任を果たそうとするでしょう。
ESTJの親は非常に厳格です。自分の子どもには正直で独立した、責任感が強く礼儀正しい人間になってほしいと期待します。子どもが親に反抗的な態度をとることを許さないため、子どもが反抗期を迎えると親子関係がうまくいかなくなるかもしれません。
具体的には、自分の部屋を掃除する・決まった時間に寝るなどの家庭内のルールを守らせます。教育にも熱心で、習い事に積極的に通わせて責任感や連帯の大切さを教えるでしょう。
ESTJの親は、子どもにも自分の「模範的な社会人」像を守ってほしいと望みます。
ISFJの子どもは非常に責任感が強いため、ESTJの親の厳格さや礼儀正しさを尊敬します。目標にしたいと考え、できることから実践しようとするでしょう。
ISFJの兄/姉は心優しく、年長者としての責任感と細やかな配慮をもって弟妹に接します。弟妹との気の置けない会話は、ISFJのささやかな楽しみです。
ESTJの弟/妹は合理的な思考を大切にするため他者の感情に疎く、ISFJの兄/姉が他者に対して心を砕く様子を不思議に思うでしょう。
ESTJの弟/妹は社交的で陽気であり、さまざまな人と関わることを好みます。しかし、他者の感情に配慮するのは得意でなく、失言することもあります。
ISFJの兄/姉は他者との調和を大切にするため、ESTJの弟/妹が他者の感情に配慮しないことをあまりよく思わず、失言した時には身内の恥と思って咎めます。
ESTJの兄/姉は活動的でリーダーシップがあり、優れた判断力で弟妹に的確なアドバイスをします。家庭内での役割を大切にするタイプで、弟妹にも思いやりをもって接しますが、感情表現や共感は苦手です。
ISFJの弟/妹は物静かで控えめなため、自分と異なり活動的でリーダーシップのあるESTJの兄/姉に憧れを抱くこともあるでしょう。
ISFJの弟/妹は他者の感情に敏感で、自然とその場に合った振る舞いができます。兄姉をはじめ目上の人に対しては素直で、模範的と言われることも多いでしょう。
ESTJの兄/姉は上下関係に厳しく、家庭内での役割を大切にするためISFJの弟/妹の礼儀正しさを好ましく思います。