この二人は色々と教えてあげたくなる先生側と、教えてもらいたくなる生徒に分かれやすい関係です。
この二人の場合、ESTJは先生側、ENTPは生徒側になります。
そのため生徒側は先生側からの学びが非常に多く、先生側はリーダーシップを取る機会が多くなります。
お互いの役割分担が明確になりやすいでしょう。
注意したいのは、先生からは学びを与えてばかりの一方的な関係に感じることがあります。
生徒は先生の行動や考え方、自分が苦手なことを簡単にやってしまう能力を評価するため、直感的に先生と接することが自分にとって有益だと感じますが、逆に先生は生徒の短所や苦手なポイントがよく目につき、生徒側を過小評価しちがちです。
ただ本当はそこに優劣は存在せず、生徒の苦手な部分が監督側の得意分野であり、生徒側の得意分野に関して監督側は興味がないだけです。
また生徒側も先生側の弱みに気づき、サポートしたいと考えますが、一般的に先生は無意識にその助けを拒否して話を聞こうとしません。これは生徒にとってストレスとなります。
そしてこの関係が継続すると、先生は関係が一方的であることを批判し始めます。
この関係がうまくいくためには、先生側の理解が必要です。本当は先生も生徒から学ぶべき点があり、それに気づけば先生も成長することが出来ます。
先生は生徒側からのアドバイスに意識的に耳を傾け、自分にはないパートナーの強みに注目しましょう。
相性は決して悪いわけではないので、お互いにこの関係を理解しておけば良い関係を築くことが可能です。
ENTPは、型にはまらない斬新なアイデアや面白い知識を人に話すのが大好きです。パートナーは常識や偏見にとらわれない姿勢で聞くのが大切です。
ただ聞くだけでなく、興味深い話題を提供し議論できるとさらに好感度が上がります。
また、ENTPは自分の考えややりたいことがはっきりしているタイプです。求めていない時に「こうあるべき」「こうすべき」というアドバイスを押し付けられると、少し受け入れがたいことがあります…信じて見守る姿勢が信頼関係を築く鍵となるでしょう。
楽観的で、ユーモアがあり、頭の回転が早い印象です。また活動的でエネルギッシュです。会話が好きなので、多くの会話が発生するでしょう。あまり遠慮はありませんが打ち解けやすいはずです。
自信があり、即断即決で行動力がある印象です。基本的に明るいですが、発言はストレートです。基本的に他人と親交を深めることにオープンなので、接しやすい印象を持つでしょう。
頭の回転が早く、瞬間的に的を得た発言をすることが上手です。色々なことに興味を持ち、最近の流行や新しい発見についての会話を好みますが、基本的には相手に応じて柔軟な会話をします。
より現実的に物事を考えようとします。具体的な計画や方法について話すことを好みます。
ENTPとESTJは、長い目で見れば良好な友人関係を築ける可能性があります。ENTPは自分の苦手分野をたやすくやってのける相手をとても興味深く思い、非常に感銘を受けて素晴らしいと感じるでしょう。この2人の結びつきは強く、生徒のような役割のENTPは、先生の役割をもつESTJに対して尊敬の念を抱き、大きな恩恵を受けて成長できます。
しかし、ENTPが相手から学ぶことがなくなったと感じ、逆に相手にお節介をやくようになると関係が冷めるため、上手くいきません。実際は得意分野が異なるだけで能力の優劣は存在せず、先生側も生徒から学ぶことは多いです。相手が成熟してENTPからの助言を受け入れ、感謝するようになると良い友人関係を築けるでしょう。
ENTPは新しい環境や友人関係にも飛び込んでいくことができ、人見知りをせずリラックスして打ち解けていきます。
非常に活発な性格で、物怖じしないため、初対面の人ともすぐに仲良くなれます。
ですが基本的に他人にあまり興味がなく、自分が興味を持った人にしか話しかけに行かなかったり、少し飽き性なところもあるため、つまらないと感じたらどこかに行ってしまったりします。友達と話していても、相手の感情を無視し、話の内容を分析して合理的に会話をするため、少し理屈っぽい会話をする場面が多くあります。
また、集中力も高いタイプではないため細かい部分でミスをすることもよくあります。
ただ、画期的なアイデアを生み出すのが得意なENTPは、常に接する人に対して刺激を与えてくれるでしょう。
ESTJは自分の周囲の環境を把握することに長けていて、現実的で計画的なため周りから信頼されます。外向的で周囲との関わりを大切にするため、初対面の人との交流も得意です。
しかし、意志が強く自分に厳しい性格で、他者に対しても高い基準を求めます。伝統やルールを守らない人には批判的になり、融通が効かず頑固な面が強調されることもあります。白黒つけられない曖昧なことは苦手で、相手に正論を突きつけて反論を封じることもあり、共感性は高くありません。
ただし、明確なビジョンがあるため頼り甲斐があり、自ら手本を示すESTJは、コミュニティの中で人々をまとめる有能なリーダーになります。秩序も大切にするため、誠実さや責任感の強さも相まって信頼できる友人になるでしょう。
ENTPの親は、子どもが関心を寄せた物事に関心を寄せ、一緒に取り組んでくれます。自分の子どもには、真面目にルールを守る規律正しい生き方ではなく、自分らしく好きなことをして生きてほしいと考えています。
具体的にはENTPの親の家庭では、自分の子どもに縛りを与えず、子どもが興味の持ったことをやらせたり、子どもと一緒に議論を交わしたりします。
ですが、たまに子どもの主張する意見に一貫した合理性がない場合、子どもの感情を考えず頭ごなしに否定してしまうことがあります。
また、日によって言っていることや考え方が変わるため、子どもが困惑することもあります。ですがENTPは、常識にとらわれない自由人が多く、新しいことや様々なアイデアを提供してくれます。
ESTJの子どもは非常に合理的な考え方をします。ENTPの親が自分とは異なり自由な発想をすることを、新鮮で面白いと感じるでしょう。
ESTJの親は非常に厳格です。自分の子どもには正直で独立した、責任感が強く礼儀正しい人間になってほしいと期待します。子どもが親に反抗的な態度をとることを許さないため、子どもが反抗期を迎えると親子関係がうまくいかなくなるかもしれません。
具体的には、自分の部屋を掃除する・決まった時間に寝るなどの家庭内のルールを守らせます。教育にも熱心で、習い事に積極的に通わせて責任感や連帯の大切さを教えるでしょう。
ESTJの親は、子どもにも自分の「模範的な社会人」像を守ってほしいと望みます。
ENTPの子どもは頭の回転が速く好奇心旺盛で、気になったことはすぐに質問します。責任感が強くアドバイスが的確なESTJの親を尊敬し、目標にするでしょう。
ENTPの兄/姉はよく意見を聞き入れてアドバイスをしてくれます。頭の回転が早く、論理的で説得力があり相談役としても頼れる存在ですが、実行力はそこまでなく、思いやりもそこまで強くないタイプです。ESTJの弟/妹は他者の知恵を頼りたいと考えるため、よく意見を聞いてアドバイスをするENTPの兄/姉を積極的に頼るでしょう。
ESTJの弟/妹は社交的で陽気であり、さまざまな人と関わることを好みます。しかし、他者の感情に配慮するのは得意でなく、失言することもあります。
ENTPの兄/姉は新しい人との出会いを求める傾向が強いため、ESTJの弟/妹の社交性を好ましく思うでしょう。
ESTJの兄/姉は活動的でリーダーシップがあり、優れた判断力で弟妹に的確なアドバイスをします。家庭内での役割を大切にするタイプで、弟妹にも思いやりをもって接しますが、感情表現や共感は苦手です。
ENTPの弟/妹は頭の回転が速いアイデアマンです。自分のアイデアに対して的確なアドバイスをくれるESTJの兄/姉を頼りにし、尊敬するでしょう。
ENTPの弟/妹は自分のやりたいことや想像したアイデアを形にしようと活動する人です。ですが理想的で飽きっぽいところがあるでしょう。ESTJの兄/姉は現実主義者で責任感が強いため、ENTPの弟/妹の飽きっぽさをあまりよく思っておらず、理想を追求しようとする姿勢も理解できないでしょう。